下関市のお客様より、「夏は日差しが強く、冬はとても寒いので、内窓を取り付けたい」とご相談いただきました。
今回は、ランマ付きの大きな4枚建て窓2か所と、寝室の窓1か所の合計3か所に、YKK APの内窓「ウチリモ」を取り付けました。
ガラスはLow-E遮熱仕様の複層ガラスを採用。冬の室内の熱を逃がしにくくするとともに、夏の日差しによる熱の流入も抑え、季節を通じた窓の断熱・遮熱対策を行いました。
今回の施工内容
- 施工地域:山口県下関市
- 施工商品:YKK AP ウチリモ 内窓
- 施工箇所:4枚建て窓2か所・寝室の窓1か所/合計3か所
- 4枚建て窓の仕様:ランマ通し
- ガラス:Low-E遮熱仕様の複層ガラス
- 内窓カラー:ミディアムオーク
- 納まり:ふかし枠なし
- 補助金の性能区分:Sグレード
1か所目|ランマ付きの大きな窓を、4枚建ての内窓で断熱対策
和室には、お庭に面した大きな4枚建ての窓がありました。上部にはランマもあり、ガラス面積の大きな開口部です。
お庭がよく見える開放的な窓ですが、お客様によると、夏は日差しが強く、冬は室内がとても寒くなるとのことでした。
今回は既存の窓とランマを残し、その室内側に、上から下まで通した4枚建ての内窓を取り付けています。
内窓側を上下に分割しない「ランマ通し」の納まりにすることで、窓全体をすっきりと覆いました。既存のランマ部分も含めて、内窓で断熱対策しています。
Low-E遮熱複層ガラスで、夏の日差しと冬の寒さに対応
今回は冬の寒さに加え、夏の日差しにもお困りだったため、Low-E遮熱仕様の複層ガラスをご提案しました。
内窓によって既存窓との間に空気層をつくり、窓からの熱の出入りを抑えます。さらに、Low-E遮熱ガラスを組み合わせることで、日差しによる熱の流入も抑える仕様です。
遮熱仕様は冬の日射熱の取り込みも抑えるため、ガラス選びでは、窓の方角や日当たり、お客様が特に困っている季節などを確認することが大切です。今回は「夏の日差しが強い」というお悩みも踏まえて選定しました。
2か所目|こちらの4枚建て窓も、ふかし枠なしですっきり設置
もう1か所の大きな4枚建て窓にも、ランマ通しのウチリモを取り付けました。
内窓を取り付ける際は、額縁の奥行きだけでなく、既存窓の鍵であるクレセントと干渉しないかも確認します。
今回の現場では、従来のプラマードUやインプラスで納める場合、クレセントとの干渉を避けるために、ふかし枠が必要になると判断しました。
ふかし枠とは、内窓を取り付けるスペースを室内側へ継ぎ足す部材です。奥行きが足りない現場では有効ですが、その分だけ窓が室内側へ張り出し、追加の費用もかかります。
今回は、取り付けに必要な奥行きを抑えたウチリモを採用することで、ふかし枠を使わずに設置できました。
大きな窓は枠の張り出しも目に入りやすいため、今回のようなすっきりした納まりは、お部屋の見た目にもよく合います。
お客様からは「先進的窓リノベが始まった最初の年に、付けておけばよかった」とのお話もありました。
ただ、ウチリモの引違い窓が発売されたのは2025年7月です。補助事業が始まった当初には、まだ選べなかった商品でした。
早く寒さ対策をする良さもありますが、今回のタイミングだからこそ、ウチリモを選び、ふかし枠なしですっきり取り付けられたという良さもあります。
和室になじむミディアムオークを採用
内窓の色は、ミディアムオークをお選びいただきました。木目の天井や柱、畳のある和室に、落ち着いた色合いがなじんでいます。
内窓の色選びでは、既存サッシや額縁の色に合わせようと考える方も多いのですが、壁紙・床・天井など、お部屋全体の色を参考にするのもおすすめです。
既存の窓枠と完全に同じ色でなくても、空間全体と調和していれば、自然な仕上がりになります。
私自身、LIXIL・YKK APの内窓をさまざまな色で施工してきましたが、それぞれに違った良さがあります。「この色でなければ合わない」と考えすぎず、お好みのお部屋の雰囲気から選んでいただいてもよいと思います。
3か所目|寒さが気になる寝室も、一緒に断熱対策
お話を伺うと、寝室も冬はとても寒いとのことでした。
寝室の窓は1か所。その窓に内窓を取り付ければ、お部屋にある窓をまとめて対策できるため、大きな4枚建て窓と合わせた施工をご提案しました。
今回の寝室の窓は、補助金見込額を差し引いた実質負担が約4万円となる内容です。今回の3か所をまとめた工事・補助金申請を前提とした金額で、寸法や仕様、取り付け条件によって変わります。
窓からの熱の出入りを抑えることで、寒さの軽減や冷暖房の負担を減らす効果が期待できます。毎日長い時間を過ごす寝室も、内窓を検討する価値のある場所です。
今回の工事費用と補助金見込額
今回施工した内窓は、Sグレードの特大サイズ2か所と、小サイズ1か所の合計3か所です。先進的窓リノベ2026事業の補助金見込額は、合計174,000円となります。
| 施工箇所・サイズ区分 | 箇所数 | 補助金見込額 |
|---|---|---|
| 4枚建て内窓 特大(G):4.0㎡以上 | 2か所 | 76,000円 × 2 152,000円 |
| 寝室の内窓 小(S):0.2㎡以上1.6㎡未満 | 1か所 | 22,000円 |
| 合計 | 3か所 | 174,000円 |
| 工事総額(税込) | 566,716円 |
|---|---|
| 補助金見込額 | −174,000円 |
| お客様のお支払額 補助金相当額差引後 | 392,716円 |
補助金相当額を差し引いてご請求しています
お客様の一時的なご負担を抑えるため、今回は補助金見込額174,000円を工事総額から差し引いてご請求しています。工事総額566,716円を、いったん全額お支払いいただく必要はありません。
お支払いは、現金・クレジットカードに対応しています。
※補助金は申請・審査を経て交付額が確定します。掲載金額は、今回施工した3か所すべてを含む金額です。窓の寸法・ガラス仕様・取り付け条件などにより費用は異なります。
補助金は、大きな窓と小さな窓を組み合わせて検討
先進的窓リノベ2026事業では、1申請あたりの合計補助額が5万円以上であることが必要です。工事代金が5万円以上という意味ではありません。
例えば、今回の寝室と同じく1か所あたりの補助額が22,000円となる窓では、1か所や2か所だけでは5万円に届かず、3か所で66,000円となります。一方、今回の特大サイズは1か所あたり76,000円のため、1か所でも補助額の下限を満たします。
大きな窓の工事を検討される際は、寝室など、ほかに寒さが気になる窓も一緒に確認すると、補助金を活用した計画を立てやすくなります。
当店では、窓ごとの補助額と実質負担額を確認し、ご希望やご予算に合わせてご案内しています。
※補助金の利用には、補助額の下限のほか、対象製品・工事期間・申請期間などの要件があります。予算上限に達すると受付が終了するため、ご相談時に受付状況を確認いたします。
大きな内窓でも、開閉は滑らかに
「これだけ大きな内窓だと、重くて開け閉めが大変では?」と思われるかもしれません。
ガラスが大きい分、障子そのものには重量がありますが、今回取り付けたウチリモは、開閉時に大きな力をかけず、滑らかに動かすことができました。
内窓は日々使うものなので、断熱性能だけでなく、施工後の開閉のしやすさも大切にしています。
指挟みに配慮したストッパー付安全引手
ウチリモの特徴のひとつが、外障子を開ける際の指挟みに配慮した「ストッパー付安全引手」です。メーカーが標準採用している、安全性に配慮した機構です。
引手に指をかけるとストッパーが飛び出し、外障子を内障子側へ引き込む際に、指を挟む手前で止まる仕組みになっています。引手から指を離すとストッパーが戻り、その後、全開にできます。
この安全引手は外障子側に付き、内障子側は舟底引手となります。断熱性や見た目に加え、日々の操作にも配慮されている点が特徴です。
ウチリモの特徴や、別の4枚建て内窓の施工事例については、こちらでもご紹介しています。
下関市の内窓・二重窓はMADOSUKEへ
内窓は、ガラスの仕様や色だけでなく、既存の窓枠の奥行き、クレセントとの干渉、開閉のしやすさなども確認して選ぶことが大切です。
MADOSUKEでは、受付から現地確認・ご提案・施工まで、当店が一貫して対応いたします。現地調査は無料です。
「冬の寒さを軽減したい」「夏の日差しも気になる」「補助金を使って内窓を取り付けたい」など、お気軽にご相談ください。
