サッシ屋の日常⑭|雨戸・シャッター付きでも窓交換できる?YKK APマドリモで対応
「雨戸が付いている窓でも、窓ごと交換できますか?」
「シャッター付きの窓は、カバー工法では交換できないですよね?」
窓交換をご検討中のお客様から、このようなご相談をいただくことがあります。
結論からいうと、雨戸や窓シャッターが付いている窓でも、既設の雨戸・シャッターを残したまま、カバー工法で窓ごと交換できる場合があります。
当店では、このような現場ではYKK APの「マドリモ」を使用することが多いです。
マドリモには、雨戸やシャッターが付いた既設窓に対応するためのアタッチメント部材が用意されており、通常のカバー工法とは少し違う納め方ができます。
雨戸やシャッターがあると、なぜ窓交換が難しくなる?
カバー工法は、既存のサッシ枠を残し、その内側へ新しいサッシを取り付ける窓交換方法です。
外壁を大きく壊さずに施工できるため、現在では窓リフォームでよく使われています。
ただし、雨戸付き窓やシャッター付き窓では、既設サッシの室外側に雨戸枠・戸袋・シャッター枠などの部材が取り付けられています。
そのため、通常のカバー工法と同じ位置に新設枠や室外側のカバー材を取り付けようとすると、既設の雨戸やシャッターと干渉する場合があります。
つまり、雨戸やシャッターがあるから窓交換できないのではなく、雨戸・シャッターとの取り合いを考えた専用の納め方が必要になるということです。
YKK APマドリモなら専用アタッチメントで対応できる
YKK APマドリモでは、雨戸付き窓やシャッター付き窓に対応するため、既設枠へ先に取り付けるアタッチメント部材が用意されています。
通常のマドリモでは、既設サッシ枠を利用して新設窓を取り付けます。
雨戸やシャッターが付いた窓では、まず既設枠側へ対応するアタッチメントを取り付け、そのアタッチメントを利用して新しい窓を納めます。
この方法により、既設の雨戸枠やシャッター枠との干渉を避けながら、新しい窓を取り付けられる場合があります。
完成後だけを見ると通常の窓交換と大きく変わらないように見えますが、雨戸・シャッター付き窓では、こうした専用部材を使った納まりがポイントになります。
既存の雨戸を残したまま窓だけ交換できる場合もあります
雨戸付きの窓だからといって、雨戸まで必ず交換する必要があるわけではありません。
既設雨戸や雨戸枠の状態に問題がなく、新設窓との取り合いが確保できれば、今ある雨戸をそのまま使用しながら、窓部分だけを新しく交換できる場合があります。
例えば、雨戸自体はまだ問題なく使えるものの、室内側のアルミサッシだけが古くなり、すき間風・結露・開閉不良などが気になる場合です。
このような場合は、雨戸を残して窓だけ断熱性能の高いサッシへ交換する方法も検討できます。
窓シャッター付きでも窓だけ交換できる場合があります
窓シャッターが付いている場合も考え方は同じです。
既設シャッターが正常に使用でき、新しいサッシと干渉しない納まりが確保できれば、既設シャッターを残して窓だけをカバー工法で交換できる場合があります。
窓だけ交換できれば、まだ使用できるシャッターまで撤去・交換する必要がないため、工事範囲を抑えることができます。
ただし、シャッター枠と既設サッシの形状や位置関係によっては、新設枠やカバー材が干渉することもあります。
そのため、シャッター付き窓の交換では、現地で既設サッシとシャッターの納まりを確認することが重要です。
雨戸やシャッターも一緒に交換することも可能
もちろん、既設の雨戸やシャッター自体が古くなっている場合は、窓と一緒に交換する方法もあります。
例えば、
- 雨戸の開閉が重い
- 戸袋や雨戸枠が傷んでいる
- 古い手動シャッターが重くなっている
- 窓交換と同時に電動シャッターへ変更したい
- 外観も含めて窓まわりを新しくしたい
といった場合です。
既存を残すか、一緒に交換するかは、現在の状態やご予算、今後の使い方に合わせて選ぶことができます。
すべての雨戸・シャッター付き窓が交換できるわけではありません
ここは重要なポイントです。
マドリモに対応部材があるからといって、すべての雨戸付き窓・シャッター付き窓に必ず施工できるわけではありません。
既設サッシのメーカーや年代、雨戸枠・シャッター枠の形状、外壁との位置関係、既設枠の見付寸法などによって施工条件が変わります。
また、既設枠に大きな腐食・変形・傾きがある場合などは、カバー工法以外の施工方法を検討した方がいいケースもあります。
そのため当店では、雨戸やシャッター付き窓の場合は、通常の窓以上に既設枠と周辺部材の納まりを現地で確認してから商品を選定しています。
雨戸・シャッター付き窓でも先進的窓リノベを利用できる?
既設の雨戸やシャッターが付いていること自体で、先進的窓リノベの対象外になるわけではありません。
対象となる外窓交換を行い、登録された対象製品・性能区分などの条件を満たせば、補助金を利用できる場合があります。
つまり、雨戸やシャッターを残したまま、窓部分だけを高断熱窓へ交換して補助金を活用するという方法も考えられます。
ただし、補助対象になるかどうかは使用する窓の製品型番・性能グレード・サイズなどによって決まるため、実際の製品選定時に確認が必要です。
雨戸付きだから窓交換を諦める必要はありません
古い住宅では、引違い窓の外側に雨戸やシャッターが付いているケースは珍しくありません。
そのため、
- 雨戸があるから窓交換できない
- シャッターがあるから外壁を壊さないと交換できない
- 窓とシャッターを全部交換しないといけない
とは限りません。
YKK APマドリモでは、雨戸・シャッターとの取り合いに対応するアタッチメント部材を使うことで、既設設備を活かしながら窓ごと交換できる場合があります。
こうした特殊な納まりまで選択肢に入れることで、交換できる窓の範囲はかなり広がります。
まとめ|雨戸・シャッター付き窓もカバー工法で交換できる場合があります
雨戸や窓シャッターが付いていても、窓交換を諦める必要はありません。
既設の雨戸・シャッターを残したまま、YKK APマドリモで窓だけをカバー工法交換できる場合があります。
その際のポイントが、雨戸やシャッターとの取り合いに対応するアタッチメント部材です。
ただし、施工可否や使用する部材は既設窓の形状によって変わるため、最終的には現地確認が必要です。
MADOSUKEサッシ・ドアでは、古いアルミサッシの交換、雨戸・シャッター付き窓の交換、カバー工法による窓リフォームなどに対応しております。
「雨戸を残して窓だけ交換したい」「シャッター付きだけど断熱窓に交換できる?」といった場合もご相談ください。
