サッシ屋の日常⑨|内窓設置で結露は直る?と聞かれる話

サッシ屋の日常⑨|内窓設置で結露は直る?と聞かれる話

内窓設置のご相談をいただく中で、よくこのようなご質問をいただきます。

「補助金を使って内窓を付ければ、結露は直りますか?」

内窓は断熱対策として人気がありますが、結露については少し注意が必要です。

結論から言うと、内窓設置で結露が軽減するケースはあります。ただし、必ず結露がなくなるとは断定できません。

結露の原因はひとつではありません

結露は、窓まわりが冷やされ、室内の湿気が水滴になることで発生します。

ただし、どこに結露しているかによって、適した対策は変わります。

  • ガラス面に結露している
  • アルミサッシ枠に結露している
  • ガラスとサッシ枠の両方に結露している
  • レール部分に水がたまっている
  • 室内の湿度が高い

このように、結露といっても原因や状態は現場によって違います。

ガラスの結露には真空硝子が効果的なケースがあります

結露した既存窓ガラス
結露した既存窓ガラス
真空硝子へ交換し結露しなくなりました。

私個人の経験では、既存ガラスを真空硝子へ交換した方が、ガラス面の結露対策として効果を感じやすいケースがありました。

結露対策といえば、真空硝子スペーシアを検討される方も多いです。

真空硝子は、既存サッシをそのまま活かしながら、ガラス部分の断熱性能を高められるため、ガラス面の結露軽減を目的に採用されることがあります。

ただし、サッシ枠そのものが強く結露している場合は、ガラスだけを高性能にしても結露が残ることがあります。

サッシ枠の結露がひどい場合は外窓交換が効果的なこともあります

既存アルミサッシ窓単板ガラス入り
アルミサッシ窓単板ガラス入り
アルミ複合樹脂ペアガラス仕様の窓に交換
アルミ複合樹脂ペアガラス仕様になりました。

アルミサッシ枠がびっしょり濡れる場合は、ガラスだけでなく、サッシ枠そのものが冷えている可能性があります。

このような場合は、アルミ複合樹脂サッシや樹脂窓などへの外窓交換が効果的なケースがあります。

外窓交換では、ガラスだけでなくサッシ枠の断熱性能も高められるため、枠まわりの結露軽減につながる場合があります。

ただし、外窓交換をしたからといって、必ず結露が完全になくなるとは言い切れません。

ガラスとサッシ枠の両方が結露している場合

結露の症状が時々みられる窓
結露の症状が時々みられる窓
内窓設置で結露予防

実際の現場では、ガラスも濡れている、サッシ枠も濡れている、レール部分にも水がたまっているというケースがあります。

この場合は、内窓設置だけで様子を見るのか、真空硝子交換を検討するのか、外窓交換を検討するのか、現場の状態によって判断が変わります。

結露がひどい場合は、できれば外窓交換や真空硝子交換も含めて検討していただいた方が良いケースがあります。

内窓で結露が軽減することもあります

もちろん、内窓設置で結露が軽減することもあります。

実際に、内窓を取り付けたことで「結露がかなり減りました」と言われるケースもあります。

一方で、「結露は減ったけれど完全にはなくなりませんでした」というケースもあります。

また、内窓を設置したあとに様子を見て、予定通り既存ガラスを真空硝子へ交換するという考え方もあります。

結露の状態が軽い場合は、内窓でも十分効果が見られることがあります。

樹脂窓やアルミ複合樹脂でも結露ゼロとは限りません

結露対策の難しいところは、性能の高い窓に交換したからといって、絶対に結露がなくなるとは言えないところです。

アルミ複合樹脂サッシや樹脂窓は、断熱性能が高く、結露軽減に効果が期待できる商品です。

しかし、室内の湿度が高い場合や、暖房方法、換気状況、建物の断熱状態によっては、結露が発生する可能性があります。

つまり、どの工事でも「絶対に結露がゼロになります」とは言い切れません。

窓シャッターで外気を遮る方法もあります

窓の外側から冷気を受けにくくする方法として、窓シャッターを活用する考え方もあります。

シャッターを閉めることで、外気の影響をやわらげ、窓まわりの冷えを軽減できる場合があります。

ただし、シャッターも結露を完全に防ぐものではありません。窓の状態や室内環境とあわせて考える必要があります。

結露対策は現地確認が大切です

結露対策は、電話や写真だけでは判断が難しいことがあります。

どこに結露しているのか、ガラスなのか、サッシ枠なのか、両方なのかを確認することが大切です。

  • ガラス面の結露が中心なのか
  • サッシ枠の結露が中心なのか
  • レール部分に水がたまっているのか
  • 内窓で対応できそうなのか
  • 真空硝子や外窓交換を検討した方がよいのか

現地で状態を確認したうえで、住まいに合った方法をご案内しています。

サッシ屋の日常として思うこと

「内窓を付ければ結露は直りますか?」と聞かれることがあります。

答えとしては、内窓で結露が軽減することはあります。ただし、必ず結露がなくなるとは断定できません。

結露がガラスからなのか、サッシ枠からなのか、両方なのかによって、内窓・真空硝子・外窓交換など、適した方法は変わります。

MADOSUKEサッシ・ドアでは、下関市で内窓設置や結露対策をご検討中の方へ、現地確認のうえ、住まいの状況に合わせた工事内容をご案内しています。

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