サッシ屋の日常⑥|カバー工法って何?と聞かれる話
サッシ交換や玄関ドア交換のご相談をいただく中で、よくこのようなご質問をいただきます。
「カバー工法って何ですか?」
今回は、サッシ屋の日常として、カバー工法の基本と、実は仕上がりに差が出やすいポイントについてお話しします。
カバー工法とは?
カバー工法とは、今あるサッシ枠や玄関ドア枠をすべて撤去せず、既存枠の上から新しい枠を取り付ける工法です。
玄関ドア交換、勝手口ドア交換、外窓交換などでよく使われる工法で、現在の窓・ドアリフォームでは主流の工事方法のひとつです。

カバー工法のメリット
- 外壁を大きく壊さない
- 室内の壁や床を大きく壊さない
- 工期を短くしやすい
- 住みながら工事しやすい
- 解体や補修を抑えやすい
既存枠を活かして施工するため、外壁を斫ったり、内装を大きく壊したりせずに交換できるケースが多くなります。
ただし、カバー工法は採寸がとても大切です
カバー工法は、既存枠の内側に新しい枠を納める工事です。
そのため、既存枠の歪みや倒れ、対角寸法などを正確に確認しないと、仕上がりに差が出ます。
同じカバー工法でも、採寸や施工の仕方によって、見た目や開口の広さが変わることがあります。
余分に小さく発注する業者もあります
カバー工法では、製品が大きすぎると現場に納まりません。
もし発注したサッシや玄関ドアが取り付けできなければ、作り直しになり、業者側としても大きな赤字になります。
そのため、業者によっては、取り付けできないリスクを避けるために、余分に小さく発注することがあります。
もちろん、小さめに作れば取り付けはしやすくなります。
しかし、必要以上に小さくすると、開口が狭くなったり、額縁が太く見えたり、仕上がりが少し野暮ったく見えることがあります。
MADOSUKEサッシ・ドアでは細かく採寸します
当店では、カバー工法の現地確認時に、レーザー測定器やスケールを使いながら細かく採寸しています。
- 枠の歪み
- 枠の倒れ
- 左右・上下の寸法
- 対角寸法
- 既存枠の状態
- 外壁や内装との取り合い
お客様からすると、「そこまで測るのは当たり前では?」と思われるかもしれません。
しかし実際には、ここまで細かく確認せず、余裕を大きく見て発注するケースもあります。
できるだけ開口を残すことを意識しています
メーカー指定の必要なクリアランスは守る必要があります。
ただし、必要以上に逃げ寸法を取りすぎると、窓やドアの開口が小さくなります。
当店では、既存枠の状態をきっちり確認したうえで、できるだけ開口を残し、見た目も自然に納まるように意識しています。
カバー工法は「ただ上から被せるだけ」の工事に見えるかもしれませんが、実際には採寸と納まりの判断がとても重要です。
カバー工法で交換できる主な工事
- 玄関ドア交換
- 勝手口ドア交換
- 外窓交換
- サッシ交換
- 浴室ドア交換
ただし、既存枠の歪みが大きい場合や、建物の状態によっては、カバー工法で対応できないこともあります。
そのため、現地で枠の状態や納まりを確認したうえで、適した工事方法をご案内しています。
サッシ屋の日常として思うこと
カバー工法は、外壁を大きく壊さずに窓やドアを交換できる便利な工法です。
ただし、同じカバー工法でも、採寸や発注寸法、納まりの考え方によって仕上がりは変わります。
「取り付けできればいい」ではなく、できるだけ自然に、できるだけ開口を残し、きれいに納めることが大切だと考えています。
MADOSUKEサッシ・ドアでは、下関市で玄関ドア交換・外窓交換・サッシ交換をご検討中の方へ、現地確認のうえ、既存枠の状態に合わせた工事方法をご案内しています。
