サッシ屋の日常⑤|「玄関ドア交換は本当に1日で終わりますか?」と聞かれる話

サッシ屋の日常⑤|「玄関ドア交換は本当に1日で終わりますか?」と聞かれる話

宇部市で玄関ドア交換のご相談をいただく中で、よく聞かれるのが次のご質問です。

「玄関ドア交換は、本当に1日で終わるのですか?」

LIXILの「リシェント」やYKK APの「ドアリモ」など、リフォーム用玄関ドアには、既存のドア枠を利用するカバー工法があります。

カバー工法で施工できる現場であれば、多くの場合、玄関ドアの交換工事は施工当日に完了します。

ただし、「相談したその日に新しい玄関ドアへ交換できる」という意味ではありません。

現地調査・商品選定・採寸・発注・受注生産を経て、商品が入荷した後の施工日が1日という意味です。

結論|カバー工法なら1日で終わる場合が多いです

現在の玄関ドア枠を残し、その上から新しい枠を取り付けるカバー工法であれば、壁や床を大きく壊さずに施工できます。

そのため、一般的な戸建住宅の玄関ドア交換では、朝から工事を始め、その日のうちに新しいドアの施錠確認まで終えられる場合が多くあります。

ただし、LIXILも「1日というのはあくまで目安」、YKK APも「最短1日」と案内しています。

既存枠の状態、玄関の形状、選ぶ商品、電気配線の有無などによって、必要な時間は変わります。

1日で交換できる理由は「カバー工法」です

従来の玄関ドア交換では、既存枠を撤去するために外壁や室内壁、土間タイルなどを施工する必要がありました。

カバー工法では、現在の玄関ドア枠を残して新しい枠を取り付けます。

玄関ドアのカバー工法

現在のドア本体を取り外す

既存の玄関枠を残す

既存枠の上から新しい枠を取り付ける

新しい玄関ドアと仕上げ部材を取り付ける

外壁や土間タイルを大きく壊す工程を減らせるため、工事時間・騒音・粉じんを抑えやすいことが特徴です。

「1日」は工事当日のことで、発注までの期間は含みません

玄関ドアは、現地で現在の開口寸法や枠形状を確認し、住宅に合わせて製作する受注生産品です。

ご相談から完成までは、次のような流れになります。

  1. 現地で玄関ドアの寸法と納まりを確認
  2. ドアのデザイン・色・断熱性能・鍵を選定
  3. 施工内容と総額をご案内
  4. ご納得いただいた後に正式発注
  5. メーカーで玄関ドアを製作
  6. 商品入荷後に工事日を調整
  7. 施工当日に玄関ドアを交換

ホームページなどで表示される「1日で玄関リフォーム」は、主に最後の施工工程を表しています。

玄関ドア交換当日の主な流れ

現場の状況や商品によって異なりますが、カバー工法による玄関ドア交換は、一般的に次のような流れで進みます。

工程主な作業
既存ドアの取り外し現在のドア本体や、施工に不要な部材を取り外します。
既存枠の確認新しい枠を取り付ける位置や、水平・垂直・開口寸法を確認します。
新しい枠の取り付け既存枠の上からリフォーム用の新しい枠を取り付けます。
新しいドアの取り付けドア本体を取り付け、開閉状態を調整します。
室内外の仕上げ既存枠との間を専用の化粧カバーなどで仕上げます。
鍵と開閉の確認施錠・解錠、ドアの閉まり方、電気錠などの動作を確認します。

作業終了時には、新しい玄関ドアを閉めて施錠できる状態にします。

1日で終わりやすい玄関ドアの条件

次のような現場では、カバー工法による1日施工を行いやすくなります。

  • 既存の玄関枠を利用できる
  • 既存枠に大きな変形や傾きがない
  • リフォーム用玄関ドアの製作範囲に入っている
  • 壁や土間タイルを大きく施工する必要がない
  • 一般的な片開き・親子・袖付き玄関ドアからの交換
  • 追加の電源工事や配線工事が必要ない
  • 作業場所と搬入経路を確保できる

実際に1日で施工できるかは、発注前の現地調査で確認します。

1日で終わらない可能性があるケース

玄関ドア交換は1日施工が基本ですが、次のような場合は追加の作業時間や別日の工事が必要になることがあります。

既存の玄関枠に大きな変形や傾きがある

既存枠が大きく変形している場合や、建物の傾きによって開口に差がある場合は、そのまま新しい枠を取り付けられないことがあります。

新しいドアが正しく開閉・施錠できるよう、取付位置や施工方法を検討する必要があります。

壁や土間タイルの工事が必要

カバー工法で納められず、既存枠の撤去や壁・タイル工事が必要になる場合は、1日では終わらないことがあります。

玄関開口を大きく変更する場合も、カバー工法とは別の工事になる可能性があります。

電源や配線を伴う電気錠を取り付ける

電池式の電気錠であれば玄関ドア工事と同時に対応しやすい一方、電源配線や他の機器との連携が必要な仕様では、別途電気工事が必要になる場合があります。

玄関ドアの形や大きさを大きく変更する

ランマをなくして背の高いドアへ変更する、袖部分を変更する、ドアから引戸へ変更するなど、工事内容によって必要な作業が変わります。

商品と現場条件によってはカバー工法で対応できますが、通常より作業時間が長くなる場合があります。

天候や作業環境に問題がある

強風や大雨など、安全な施工や仕上がりに影響する天候では、工事日を変更することがあります。

また、玄関前に十分な作業スペースを確保できない場合や、商品の搬入が難しい場合も、通常より時間がかかる可能性があります。

カバー工法では玄関の開口が少し狭くなることがあります

カバー工法は、既存枠の上に新しい枠を取り付けるため、現在より玄関の開口幅や高さが少し狭くなることがあります。

また、新しい下枠が加わることで、足元に段差ができる場合があります。

変化する寸法は、現在の玄関枠、新しい商品、施工方法によって異なります。

大型の家具や家電を玄関から搬入する予定がある場合は、交換後の有効開口も確認しておくことが大切です。

MADOSUKEサッシ・ドアでは、商品を発注する前に、交換後の開口寸法や段差についてご説明します。

工事当日に確認しておきたいこと

玄関ドア交換当日は、作業中に一時的に玄関を通れない時間があります。

  • 玄関まわりの荷物や傘立てなどを移動する
  • 玄関から出入りできない時間に備える
  • 小さなお子様やペットが作業場所へ近づかないようにする
  • 作業車両や商品の搬入場所を確保する
  • 電気錠を選んだ場合は、使用方法を確認する
  • 新しい鍵の本数と保管方法を確認する

勝手口など別の出入口がある場合は、作業中の出入りに使用できるようにしておくと安心です。

玄関ドア交換で選べる主な機能

玄関ドア交換では、見た目を新しくするだけでなく、現在の暮らしに合った機能を選べます。

  • 断熱性能の高い玄関ドア
  • 光を取り込める採光デザイン
  • ドアを閉めたまま風を通せる採風タイプ
  • リモコン・カード・スマートフォンなどに対応した電気錠
  • 防犯に配慮した錠やガラス
  • 現在の外壁や住宅に合わせた色・デザイン

機能を増やせばよいというわけではなく、普段の使い方や必要性に合わせて選ぶことが大切です。

2026年は玄関ドア交換が補助対象になる場合があります

「先進的窓リノベ2026事業」では、一定の性能基準を満たす玄関ドアの交換が補助対象になる場合があります。

ただし、玄関ドア交換だけを単独で申請することはできません。

同事業では、対象となる窓工事と同じ契約で行い、同時に申請する玄関ドア交換が対象です。

対象製品、ドアの性能、大きさ、申請額、工事時期などにも条件があります。

参考:先進的窓リノベ2026事業「ドア交換(カバー工法)」

※補助制度には対象製品・申請額・工事時期・予算上限などの条件があります。工事を行えば必ず補助を受けられるという意味ではありません。掲載内容は2026年8月時点の情報です。

宇部市で玄関ドア交換をご検討中の方へ

玄関ドアのカバー工法は、既存枠を利用することで、壁を大きく壊さず施工当日に交換を完了しやすい方法です。

ただし、現在の玄関枠や床、壁、ドアの大きさによって、施工方法と必要な時間は変わります。

MADOSUKEサッシ・ドアでは、宇部市を中心に、現在の玄関を現地で確認したうえで、取り付けられる玄関ドア・施工方法・交換後の開口寸法をご案内しています。

作業内容と総額をご説明し、ご納得いただいてから商品を発注します。

参考にしたメーカー公式情報

お問い合わせはこちら ※年中無休でご相談いただけます
070-3229-5766