美祢市大峯町東分|施設出入口の引き戸戸車交換・サッシ修理事例|MADOSUKEサッシ・ドア

美祢市大峯町東分|施設出入口の引き戸戸車交換|重たい引き戸のサッシ修理事例

GW中にガラス修理のご依頼をいただいた際に、「出入口の引き戸が重たい」と追加でご相談がありました。

なお、先に行った施設出入口引き戸の網入りガラス交換については、ガラス修理事例ページにてご紹介しております。

今回は、施設の出入口引き戸について、戸車交換によるサッシ修理を行いました。引き戸や掃き出し窓の動きが重たい場合、戸車の劣化・レールの摩耗・建付けのズレなどが原因になっていることがあります。

職員さんからは、「自分たちで戸車交換しようと思ったけど、差し込み式の戸車だったので、これは無理だと思いました」とお話をいただきました。

特に掃き出し窓や大型の引き戸は、サッシ障子を分解しないと戸車交換ができないこともあります。ガラス交換でも障子を分解する作業があるため、当店ではガラス修理の延長に近いサッシ修理として対応しています。

戸車交換前に確認しておくこと

戸車交換では、ただ同じような部品を取り付ければよいわけではありません。交換前に、レールや戸車まわりの寸法を確認する必要があります。

引き戸の戸車交換前にレール厚みを確認している様子
戸車交換前にレールの厚みを確認します。

1. レールの厚み

戸車コロの溝幅を確認している写真
戸車コロの溝幅も重要な確認箇所です。

2. 戸車コロの溝幅

下框の切り欠き幅と奥行を測定している写真
下框の切り欠き幅・奥行を確認します。

3. 下框の切り欠き幅と奥行

これらの寸法が分からないと、戸車の選定や交換可否の判断ができません。重たい扉の場合は、戸車2個でどの程度の重量に対応できるか、現在の扉重量に対して問題ないかなども確認が必要です。

一般的な軽めの掃き出し窓であれば、そこまでシビアな計算が必要ない場合もありますが、施設・店舗・大型引き戸では注意が必要です。

戸車交換の方法は大きく2つ

戸車交換には、大きく分けて純正部品を使う方法と、嵌め込み式戸車を使う方法があります。

差し込み式の純正戸車部品
差し込み式の純正戸車を使用する方法があります。

1. 差し込み式の純正部品を使う方法

純正戸車は、サッシメーカーや品番によって部品の形状が異なります。古いサッシでは廃盤になっているケースもあり、現地で障子を分解して部品形状を確認する必要があります。

廃盤の場合はメーカー指定の代替部品を探しますが、現場状況によっては汎用品での対応を検討する場合もあります。

嵌め込み式戸車を使用したサッシ修理部品
嵌め込み式戸車を使用する方法もあります。

2. 嵌め込み式戸車を使う方法

嵌め込み式戸車は、既存の戸車が廃盤の場合や、純正部品での交換が難しい場合に検討することがあります。在庫状況や現場の納まりによっては、早めに対応できる場合もあります。

ただし、純正品に比べると動きが劣る場合や、下框の加工が必要になる場合があります。今回は、嵌め込み式戸車を使った交換方法を紹介します。

戸車交換方法|廃盤戸車を嵌め込み式戸車で交換

引き戸障子を分解して戸車交換を行う作業写真
引き戸障子を分解して作業を進めます。
下框を外して古い戸車を取り外す作業写真
下框を外し、古い戸車を取り外します。

まずは窓障子を分解し、下框を外して作業していきます。差し込み式の戸車は、障子を分解しないと戸車が外せない構造になっていることがあります。

嵌め込み式戸車が入るように下框を加工している写真
嵌め込み式戸車が入るように、必要な部分を加工します。

嵌め込み式戸車が入るように、サンダーで切り欠きを切り落としておきます。下框の形状によっては加工ができない場合もあるため、現地判断が必要です。

段違いになっている下框の確認写真
下框の形状によっては、純正品またはメーカー指定代替品での交換が必要です。

ちなみに、室内側と室外側で段違いになっている下框の場合、嵌め込み式戸車ではうまく納まらないことがあります。その場合は、純正品またはメーカー指定代替品での交換が必要です。

嵌め込み式戸車の奥行を確認している写真
嵌め込み箇所の奥行を確認します。

今回の嵌め込み箇所の奥行は45mmでした。そのまま嵌め込み式戸車を入れるだけでは、数か月しないうちに窓障子の重みで戸車が沈み込んでしまう可能性があります。

戸車の沈み込みを防ぐためにシリコンを打ち込む作業写真
戸車の沈み込みを防ぐため、必要に応じて補強します。

そのため、必要に応じてシリコンを打ち込み、戸車が沈み込みにくいように補強します。

戸車交換でスペーサーを入れている作業写真
スペーサーを入れて、戸車が沈み込まないようにします。

スペーサーを入れて、戸車の位置が沈み込まないように調整します。

嵌め込み式戸車を取り付けた写真
嵌め込み式戸車を取り付けます。

最後に戸車を嵌め込みます。これで、戸車が沈み込んだり、ズレたりする心配を抑えることができます。

戸車交換でよくあること

固着したビスをネジザウルスで外す作業写真
ビスが固着している場合は、工具を使って慎重に外します。

古いサッシでは、ビスが固着して外せないことがあります。その場合は、ネジザウルスなどで掴んで回し、慎重に取り外します。

サッシ修理で使用する無溶剤シリコーンスプレー
サッシまわりには、無溶剤タイプのシリコーンスプレーを使用します。

滑りが悪い窓や引き戸にクレ556を吹きかける方もいますが、サッシ類には無溶剤タイプのシリコーンスプレーがおすすめです。

クレ556はギアやチェーンなどには便利ですが、サッシまわりでは油分が残り、かえって動きが悪くなることがあります。

戸車交換後の建付け調整

戸車交換後に引き戸の建付けを確認している写真
戸車交換後は、建付けや鍵のかかりを確認します。

戸車交換後は、戸車を調整しながら建付けを確認します。召し合わせ錠の鍵のかかりも確認し、必要に応じて微調整します。

引き戸の高さ調整と建付け調整を行っている写真
扉の脱着と微調整を繰り返し、動きと鍵のかかりを整えます。

戸車を交換すると扉の高さが変わるため、最後の調整が重要です。扉を脱着しながら微調整を繰り返すため、最後の建付け調整が一番大変な工程になることもあります。

このような流れで、施設出入口の引き戸戸車交換が完了しました。

作業時間は約90分でした。

お客様より、レールが削れているため補修したいとのご相談もいただきましたが、今回はまず戸車交換から様子を見る形で対応しました。

アルミレールが削れている場合、一度削れ始めると悪化していくことがあるため、ステンレスレールカバーによる補修をおすすめすることがあります。一方で、既存レールがステンレスの場合は、そこまでシビアに考えなくてもよい場合もあります。

戸車交換は、サッシの種類・戸車部品・施工方法・障子の重さ・レールの状態などによって、作業内容が変わることがあります。

現場状況に合わせて、必要な作業だけをご提案いたします。

引き戸・掃き出し窓が重たいときはご相談ください

引き戸や掃き出し窓が重たい場合、戸車交換だけで改善することもありますが、レール摩耗・サッシの歪み・建付け不良が関係していることもあります。

MADOSUKEサッシ・ドアでは、戸車交換、サッシ修理、引き戸の建付け調整、レール補修など、現場状況に合わせて対応しています。

「窓が重たい」「引き戸が引っかかる」「鍵がかかりにくい」などでお困りの際は、お気軽にご相談ください。