サッシ窓の戸車交換修理|鍵がかからない・窓が重い原因と修理事例
本日はサッシ窓の戸車交換修理を行いました。
今回の窓は横幅約100cm、高さ約210cmほどの大きな引違い窓で、ガラスも6mm厚と店舗などで使用される厚みのガラスが入っているため、かなり重量のあるサッシ窓です。
さらにサッシ枠の歪みにより窓障子が外せない状態だったため、框をサッシ枠内で分解して窓を取り外す必要がありました。今回もなかなか大変な作業です。
今回戸車交換になった理由は、戸車が窓の重さによって潰れて破損し、障子が下がってしまったためです。その結果、引違い窓の内障子と外障子の鍵の高さが合わなくなり、鍵が掛からない状態になっていました。
また戸車の破損により、窓を持ち上げながらスライドしないと動かない状態になっていました。

写真の受け金具と、

半月金具の位置が、左右上下ともに合わなくなっていました。左右方向は受け金具の調整で変更できますが、高さは戸車の高さが調整できないと合わせることができません。
今回のケースでは戸車が割れて潰れていたため、窓自体が下がってしまい鍵が掛からなくなっていました。
また半月金具が油で固着していたため、パーツクリーナーで洗浄しています。鍵の部品にはクレ556のような油分が残るタイプの潤滑剤はあまり適しておらず、揮発性のシリコンスプレーなどを使用するのが理想です。

このため、新しい戸車へ交換する必要がありました。元の戸車は廃盤になっていたため、代替品を使用しています。
今回の窓は重量があるため、通常の窓用戸車では耐荷重が不足する可能性があり、玄関引戸用の戸車を使用しました。

新しい戸車が取り付けられるようにビス穴を作り直し、戸車のセンターが枠のセンターに合うよう加工して取り付けました。
アルミサッシには珍しくレールがステンレス製で硬い素材だったため、ステンレス巻きの戸車を使用しています。
またレールの厚みが6mmと玄関引戸で使用される規格だったため、窓というより玄関引戸に近い構造の少し特殊な高級サッシでした。

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クレセント錠は、窓が引違う際に突起が押し込まれることでロックが掛かる仕組みです。そのため戸車の高さを調整しながら、受け金具とクレセントの位置調整を行い鍵が掛かるように調整しました。
今回は上下2箇所に鍵が付いているため、上下ともに位置調整を行っています。
戸車交換よりも鍵の調整の方が時間がかかり、4枚建てすべての鍵調整を行うのに少し時間がかかりましたが、作業は約3時間で完了しました。
窓が外せないなどのイレギュラーはありましたが、事前の現地調査で状況を把握していたためスムーズに作業できたと思います。
最終的には鍵も正常に掛かり、窓もスムーズに動くようになりました。
サッシのことならMADOSUKEガラス店にご相談ください。
