本日は引戸のソフトクローザーを交換修理してきました!
当初、お電話にて引戸の戸車の故障とお聞きしていましたので、いくつか在庫部品を持っていきお見積もりにお伺いしたところ、実は上吊り引戸といって上吊りレール内部に内蔵されているソフトクローザーの故障により、引戸が引っかかり閉まらないことが原因だと判明しました。
我が家の引戸も上吊り引戸ですが、上吊り引戸にはソフトクローザーという駆動装置のバネによって、ある一定の位置まで引戸を閉めると、引戸が自動に閉まる仕組みになっています。ソフトクローザーの交換修理にお伺いさせて頂いた際、皆さん最後まで引戸を手動で強く閉めておられました。そうすると、バネが壊れて、かえって扉が閉まらない原因に繋がりますから、開閉の際は注意が必要です。

ソフトクローザーは廃盤になっていることも多く、今回は後継品により交換修理となりました。

部品の特定方法は、一旦引戸を吊り車から外し、レールをバラしてソフトクローザーの寸法を測る必要があります。レール裏面にメーカーシールがある為、メーカーが分かれば寸法から部品特定していきます。中にはメーカーシールがないことも少なくなく、部品特定も困難であったり、そもそも一般流通していないオリジナル引戸の場合もあります。
当店でも、例えば普通の引戸を上吊り引戸に交換する場合などは、オーダーで上吊りレールやソフトクローザーを工場で作成してもらい取り付けることもありますが、そういったオリジナルのオーダーで作成した物の部品は一般流通していません。なので、例えば当店の付き合いのある工場にオーダーで作成してもらった上吊り引戸が故障すると、他業者では部品の特定ができず、オリジナルで作成してもらうにも割に合わない仕事になることかと思われます。
そういった様々な事情から、実は上吊り引戸の部品交換修理のご対応が難しいことも、正直少なくありません。

ただ、レールをバラした際にメーカーが分かれば、ご対応できる可能性がぐっと上がります。まずは現地確認しなければ分からないことです。

無事、上吊り引戸のソフトクローザーの交換が完了致しました。
引戸の故障は、まずはお気軽にご相談ください。